テトラです。こんにちは。今回は、ボカロ曲デビューを飾った「泡沫」に関する作曲秘話です。Youtubeにアップロードしていないため、ニコニコ動画へのリンクを貼っておきます。
ボカロ曲制作は、慣れないテクノで始まった。
この曲は、Spliceを契約し始めて、本格的にボカロ曲を作るぞ!と息巻いて作り始めた楽曲です。Spliceのサンプリング音源で良い感じの音源を見つけたので、それをベースに作るとなると、ジャンルがテクノになりそうでした。Spliceでダウンロードした音源は、手持ちがまだ沢山あるので、小出しにしていくと思います。
テクノはPerfume、Sasakure.UK、その他ボカロ曲で聴いたことはありましたが、作り方がよくわかりませんでした。記憶を辿りながら、感覚を辿りながら作っていったのを覚えています。当時、特に良く聴いていたTempalayの影響で、カオスな展開が盛り込まれていたりします。ちなみに、Tempalayで最初にはまった曲は「革命前夜」です。
ギターフレーズを盛り込もうと、エレキギターを引っ張り出し、弾きましたが、中々上手く弾けずでした。今でも、ギターフレーズは再録したい位ですが、当時のたどたどしさを覚えておくのに良いか、とそのままにしてあります。
この曲で心掛けていたことは以下です。
- シンセをふんだんに使う(初)
- Piapro Studio NTで初音ミクNTをマスターすべく、メイン・ハモリを作り込む(初)
- リズムマシンぽい打楽器音でテクノらしさを込めた上で打ち込む(初)
とにかくテクノらしさを大事に、ミクちゃんの歌唱打ち込みも覚えながら、曲として成立させることに注力しました。
背徳的な恋愛を描いた歌詞
曲調がややダークだったこともあり、ダークな歌詞を作りたく、人づてに聴いた女性の実体験をベースに作成しています。本来結ばれるべきでない背徳的な恋愛に、相手の優しさに浸かりすぎて抜け出せなくなった女性を描いています。いわば、不倫状態ですが、自分でも抜け出すべき・離れるべきとわかっていながら、離れられない心情を描いています。
最後、主人公は抜け出そうとしていますが、実際の状況としては抜け出そうとする意志はまだ弱かったという話だったと記憶しています。
piaproで素敵な画像を見つけ、Filmoraで動画制作、そしてボカコレ2022秋に参加へ…
曲が完成した頃、ふと見つけたボカロ曲投稿祭が、ボカコレ2022秋。既に真っ最中で、どちらかというと出遅れ組です。一歩踏み出すことが自分には必要だと思い、急遽参加することにしました。
歌詞に合った画像を見つけるため、piaproを探しました。心を縛られていることを表現する画像を探し出しました。
動画ソフトFilmoraを勢いで購入し、初めて動画制作を行いました。初心者的な編集ですが、曲を邪魔しないように、また曲とリンクするように編集しました。Filmoraを購入した理由は、使いやすい動画編集ソフトでないと間に合わず、かつ買い切りで安いソフトが良かった、というものでした。
急いで2日目か3日目に投稿完了!これがニコニコ動画への初めての投稿でした。
ニコニコ動画は自分が一視聴者として、長年楽しんでいたサイトで、まさか自分が投稿者になるとは思いませんでした。
反応が嬉しかった!
投稿者になると、いいね数やコメント数、コメントの内容に一喜一憂するようになりました。ボカコレ2022秋の時は、とにかく再生数が伸び悩みまくりましたが、ポジティブな反応がもらえたことが嬉しすぎて、達成感に満ちあふれていたことを覚えています。ニコニコ動画は、大人の文化祭の場所として認識していたので、その場に出店側として参加できて、本当に嬉しかったです。
というわけで、「泡沫」の制作秘話でした。今後も、制作秘話を不定期にですが、執筆できたらと思います。
※余談ですが、「泡沫」を当時「ほうまつ」と読んでいたことは、ここだけの秘密…